【英語の代名詞】代名詞を”使い方”で覚えよう!

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代名詞とは?(簡単に)

この消しゴム、消えないんだけど。

ああ、それわたしそれ使わないよ。黒くなるし。

ここで出てきた「それ」

これが代名詞です!

本当は「消しゴム」なんです。でも同じことを何回も言わないで違う言葉で言い表す言葉を言います。

「名詞の代わりに使う言葉」だから「代名詞」というわけです。

ちなみに、「わたし」も代名詞です。

本当は「川村谷 英五郎」とか名前があるはずです。でも、自分のことを名前で言わず「わたし」と言うんです。このようなものが「代名詞」です。

人や物の代わりに使う代名詞を厳密には「人称代名詞」と言います。

「これ(this)」とか「あれ(that)」など指さしながら言う言葉は「指示代名詞」と言って、これも代名詞の1つですが、今回は「人称代名詞」の話をします。

代名詞の使い方

語尾の言葉は「目安」

全部一気にやると訳が分からなくなるので、「私」にしぼって考えましょう。

英語では「私」の言い方が何個かあります。

私は
私が
私の私に
私を
私のもの
I mymemine

「私は」のときはIを使うんだよ

「私を」のときはmeを使うんだよ

そう習うかもしれません。

でも「あなたは私とかんぴょう巻きを食べました」の場合…

アイ
アイ

…「私と」?……「と」?

表に「私と」はないよ!どれを使うの?

そんな感じになったりします。

語尾につく言葉にとらわれ過ぎないことが大事です!

「~は」とか「~を」とか書いてあるのは、「だいたいこう訳すことが多いよ」という目安なのです。絶対この語尾にしかならない、というものではありません。

だって、違う言語なんだから完全に「この言葉は必ずこう!」みたいになっているわけありませんからね。ニュアンス的にだいたいでとらえていきましょう。

使い方で覚えましょう!

I は主語のときだけ!

「私」が主語の時には必ず「I」を使う!

例:I play tennis.(私はテニスをします)

my は「私の〇〇」となるときだけ!

「私の〇〇」となるときには「my 〇〇を使う!

This is my book.(これは私の本です)

「my」の後ろには必ず名詞をともなうのが特徴。

意味が「私の」となっていても、後ろに名詞がない限りmyは使いません。

mine は「私のもの」のときだけ!

「私のもの」と訳されていても「私の」と訳されていても「私のもの」という意味で使っているときは「mine」を使う!

This fish is mine.(この魚は私のものです)(この魚は私のです)

※「mine」の後ろには名詞はともないません。

「私の」という意味なのに後ろに名詞がない場合は、「mine」を使うことになります。

my fish(私の魚)⇒(繰り返しを避けるため)⇒ mine(わたしのもの)

me はそれ以外は全部!

それ以外の時は全部「me」を使う!

Tom likes me.(トムは私を好きです)

※「トムは私好きです」と訳される場合もありますが、この文の主語は「トム」です。「私が」は主語ではないので「I」にはなりません!

これだけ頭に入れて例文で見てみましょう。

代名詞 例文

1,私はサッカーボールです

( )am the soccer ball.

1主語ですか?I
2私の〇〇?my
3私のもの?mine
4それ以外me

I am the soccer ball.

2,私を「ソバ」と呼んでください。

Call (  ) “Soba”.

1主語ですか?I×
2私の〇〇?my×
3私のもの?mine×
4それ以外me

Call me “Soba”.

あのこいのぼりは私の父です。

That koinobori is ( ) father.

1主語ですか?I×
2私の〇〇?my
3私のもの?mine
4それ以外me

That koinobori is my father.

私の父はトムに飴をくれました。

( ) father gave Tom a candy.

1主語ですか?I×
2私の〇〇?my
3私のもの?mine
4それ以外me
※この文章での直接の主語は「父(father)」

My father gave Tom a candy.

ヒミコと私は良い友達です。

Himiko and ( ) are good friends.

1主語ですか?I
2私の〇〇?my
3私のもの?mine
4それ以外me

Himiko and I are good friends.

卑弥呼は私とバレーボールをします。

Himiko plays volleyball with ( ).

1主語ですか?I×
2私の〇〇?my×
3私のもの?mine×
4それ以外me

Himiko plays volleyball with me.

この銅鏡は私のです。

This bronze mirror is ( ).

1主語ですか?I×
2私の〇〇?my×
3私のもの?mine
4それ以外me

This bronze mirror is mine.

注意

my(私の)」は「my 〇〇」のように後ろに名詞がない限り使えません。

この使い分けが分かれば、「私」が「あなた」になろうが、「彼女」になろうが、考え方は同じです!

代名詞の変化表

表の一番上は「私」基準にしたので、( )内を「あなた」とか「彼」とかに変えてご覧下さい。

意味(対象)主語のとき
~は、~が
(私)の〇〇
~の
それ以外
~に、~を
(私)のもの
~のもの
私(自分)Imy 〇〇memine
あなた
(相手)
youyour 〇〇youyours

(男性)
hehis 〇〇himhis
彼女
(女性)
sheher 〇〇herhers
それ
(人以外)
itits 〇〇it
意味(対象)主語のとき
~は、~が
(私)の〇〇
~の
それ以外
~に、~を
(私)のもの
~のもの
私たち
(自分+α)
weour 〇〇usours
あなたたち
(相手+α)
youyour 〇〇 youyours
彼らtheytheir 〇〇themtheirs
彼女らtheytheir 〇〇themtheirs
それらtheytheir 〇〇themtheirs

ここまでのことが理解できれば、下の例も分かると思います。

例:I like her(私は彼女が好きです)

この文の和訳では「彼女が」となっていますが、この文章の主語は「私は」、述語は「好きです」です。ということは、「彼女が」は主語ではありませんので、sheは使いません。もちろん、「彼女の〇〇」でも、「彼女のもの」を表すわけでもありません。ということは「それ以外」になりますので、目的格を使います。

「私は彼女が好きです」が聞き覚えがある人が多いと思いますが、「私は彼女を好きです」としても特に問題なく理解できます。

このように、どンな場面で使うのかを覚えれば、日本語での語尾が「彼女が」になるとか、「彼女を」になるとかそんなのどうでもいいんです。

そもそも日本語の語尾がそのまま英語になるわけはありません。違う言語なのですから。

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