助動詞とは?
動詞の意味に、意味をちょい足しするのが「助動詞」です。
「食べる」+「できる」=食べることができる=食べられる
動詞+助動詞 | 合わせると |
「食べる」+「できる」 | 食べることができる 食べられる |
「行く」+「~しなければならない」 | 行かなければならない |
上のように日本語では動詞の後ろに意味をプラスしますが、英語の場合は動詞の前にプラスします。
動詞+助動詞 | 英語 |
「食べる」+「できる」 | can eat できる+食べる 「食べることができる」 |
「行く」+「~しなければならない」 | must go しなければならない+行く 「行かなければならない」 |
中学英語 助動詞一覧と意味
単語 | 意味 |
can | ~できる |
will | ~だろう |
must | ~しなければならない ~にちがいない |
may | ~してもよい ~かもしれない |
should | ~すべきだ |
高校になるともう少し意味がプラスされますが、まずは基本となるこれらの意味を覚えましょう。
助動詞の語呂合わせを作ってみた
W⇒will
C⇒can
む(mu)⇒must
しゅう⇒should
かも⇒may(~かもしれない)
World⇒will
Cupでは⇒can
マッ(ma)⇒may
シュ(sh)ヘアが⇒should
マスト?⇒must
このWC⇒will・can
マッ(ma)⇒may
シュ(sh)ヘアで⇒should
なければならない⇒must
助動詞の用法、使い方
ここではcan(~できる)を使って説明しますが、
他の助動詞(will,may,must,should)が入っても文の作り方は同じです。
助動詞の後ろは必ず動詞の原形(sも付かない、過去形でもない元々の形)になります。
ポイント
助動詞の後ろは必ず動詞の原形を入れよう!
助動詞を前に出すと疑問文
助動詞の後ろにnotを付けると否定文
肯定文⇒She can play soccer.(彼女はサッカーをすることができる)
疑問文⇒Can she play soccer?(彼女はサッカーをすることができますか)
受け答え⇒Yes, she can. (はい、できます)/ No, she can’t.(いいえ、できません)
否定文⇒She cannot(can’t) play soccer.(彼女はサッカーをすることができません)
canで書きましたが、どの助動詞でも疑問文、否定文の作り方は同じです。
助動詞を前に出すと疑問文、助動詞の後ろにnotを付けると否定文になります。
否定文にする時の注意点(それぞれの否定形と省略形)
通常の形 | 否定形 | 短縮形 | 注意点 |
can | cannot | can’t | cannotは1語 |
will | will not | won’t | 短縮形が willn’tではない |
must | must not | mustn’t | |
should | should not | shouldn’t | |
may | may not | なし | 短縮してmayn’t とは言わない |
注意すべき点に赤線を引きました。通常は助動詞+notで2語になりますが、canだけcannotで1語です。will notの短縮形の書き方、may notは短縮形がないことにも注意しましょう。
助動詞+be動詞の考え方
多くの方が迷うところですよね。でも基本的には文章の作り方は同じなので、以下をご覧下さい。
例題:次の文の最後にin the future(将来)に入れて、未来を表す文にしなさい。
1,He plays soccer.(彼はサッカーをします)
2,I am a teacher.(私は先生です)
この問題の解答パターン
①未来を表す文にするときは、動詞の前にwillを入れます。
②willなどの助動詞の後ろは動詞の原形にします。
③最後にin the futureを入れて完成です。
1,He plays soccer.
①未来を表す文にするときは、動詞の前にwillを入れます。
He will plays soccer.
②willなどの助動詞の後ろは動詞の原形にします。
He will play soccer.
③最後にin the futureを入れて完成です。
He will play soccer in the future.
2,I am a teacher.
①未来を表す文にするときは、動詞の前にwillを入れます。
I will am a teacher.
②willなどの助動詞の後ろは動詞の原形にします。
I will be a teacher.
↑ここです!
be動詞(is am are was were been)の原形は「be」です。
つまり、助動詞の後ろにbe動詞が入るべき時に、「助動詞+be」となるのです。
③最後にin the futureを入れて完成です。
I will be a teacher in the future.
こういう手順で進める分にはまだ分かりやすいのですが、いきなり英作文をするとなると分かりにくいかもしれません。そういう場合は、助動詞抜きの文章を組み立ててみて、上の手順で進めると良いでしょう。
例:あなたはお年寄りに親切にするべきだ。
①「~するべきだ」は助動詞shouldを使うので、この部分を切り取って文章を作ってみましょう。
「あなたはお年寄りに親切です。」となり、英文にすると、
You are kind to old people. となります。
②助動詞shouldを動詞の前に入れます。
You should are kind to old people.
③助動詞の後ろは動詞の原形なので、「are」を「be」に直します。
You should be kind to old people.
注意点
be動詞の文章は助動詞の後ろが必ずbeになる
最後に
助動詞には言い換え表現があります。それは次の記事で説明します。
まずは上記の助動詞の基本を押さえておきましょう!
コメント