関係代名詞①主格who.whichを使って2文を1文にする方法

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関係代名詞の格の変化

関係代名詞も「代名詞」の一種なので、人称代名詞と同様に格が変化します。今回は、主格の関係代名詞を説明していきます。

 主 格 所 有 格目 的 格
(参考)私Imyme
関係代名詞
(人)
whowhosewhom
(who)
関係代名詞
(人以外)
whichwhosewhich
関係代名詞
thatの代用
口語ではwhomはwhoでも良いとなっています。

他の2つの格についてはこちら

2つの文を関係代名詞で接続する

主格whoを使った接続

例題関係代名詞を用いて一文にしなさい。

This is the girl.(こちらは少女です)

She played soccer in the park yesterday.(彼女は昨日公園でサッカーをしました)

赤文字のところが同じ人を示しています。

下の文章が、上の文のthe girlを修飾(the girlの説明文)になるように接続します。

方 法

2文目のSheを関係代名詞(人なのでwho)にして、

先行詞(修飾される言葉:ここではthe girl)のすぐ後ろに付ける!

 主 格 所 有 格目 的 格
彼 女She
herher
関係代名詞
(人)

who
whosewhom
(who)
必ず同じ「格」の関係代名詞を使います!

代名詞が主格(主語となる言葉)の場合、関係代名詞も主格を使います

This is the girl. 
She played soccer in the park yesterday.
Sheは主格(人)なので、
主格の関係代名詞whoに置き換えます。
This is the girl 【ここに接続】

who played soccer in the park yesterday.
置き換えたら、
先行詞(ここではthe girl)
すぐ後ろに接続します。
This is the girl who played soccer in the park yesterday.
(こちらは昨日公園でサッカーをした少女です)
これで完成です。

主格whichを使った接続

例題関係代名詞を用いて一文にしなさい。

This is the ball.(こちらはボールです)

It is held by the girl.(それは少女に抱えられています)

赤文字のところが同じ物を示しています。

下の文章が、上の文のthe ballを修飾(the ballの説明文)になるように接続します。

方 法

2文目のItを関係代名詞(人以外なのでwhich)にして、

先行詞(修飾される言葉:ここではthe ball)のすぐ後ろに付ける!

 主 格 所 有 格目 的 格
そ れ
(人以外単数)
It
itsit
関係代名詞
(人以外)

which
whosewhich
必ず同じ「格」の関係代名詞を使います!

代名詞が主格(主語となる言葉)の場合、関係代名詞も主格を使います

This is the ball. 
It is held by the girl.
Itは主格(人以外)なので、
主格の関係代名詞whichに置き換えます。
This is the ball 【ここに接続】

which is held by the girl.
置き換えたら、
先行詞(ここではthe ball)
の後ろに接続します。
This is the ball which is held by the girl.
(こちらは少女に抱えられているボールです)
これで完成です。

主語を修飾する場合

例題関係代名詞を用いて一文にしなさい。

The ball is a soccer ball.(こちらはサッカーボールです)

It is held by the girl.(それは少女に抱えられています)

赤文字のところが同じ物を示しています。

“a soccer ball”も同じものを示していますが、修飾(説明)されるべき言葉は、より不確かな方です。

ball⇒世の中にボールはたくさんあります

soccer ball⇒サッカーで使うボールに限られます

分かりにくいものほど説明は必要なので、この場合「ball」を説明すべきということになります。

どっちを修飾(説明)するのか分からなくなった場合のポイント

より不確かな方を修飾(説明)する!

下の文章が、上の文のthe ballを修飾(the ballの説明文)になるように接続します。

方 法

2文目のItを関係代名詞(人以外なのでwhich)にして、

先行詞(修飾される言葉:ここではthe ball)のすぐ後ろに付ける!

 主 格 所 有 格目 的 格
そ れ
(人以外単数)
It
itsit
関係代名詞
(人以外)

which
whosewhich
必ず同じ「格」の関係代名詞を使います!

代名詞が主格(主語となる言葉)の場合、関係代名詞も主格を使います

The ball is a soccer ball.

It is held by the girl.

Itは主格(人以外)なので、
主格の関係代名詞whichに置き換えます。

The ball 【ここに接続】is a soccer ball.


which is held by the girl.

置き換えたら、
先行詞(ここではThe ball)
すぐ後ろに接続します。

The ball which is held by the girl is a soccer ball.

これで完成です。
主語を修飾する文章は間違いやすいので注意しましょう。

練習問題

問題

関係代名詞を用いて一文にしなさい

① This is the student. He is from America.

② He has the bag. It has ten pockets.

③ The dog runs fast. It has a long tail.

④ I know the woman. She can fly in the air.

⑤The girl likes kimchi. She is over there.

※kimchi=キムチ

解答

関係代名詞の文章が付くのは、修飾する言葉(先行詞)のすぐ後ろです。

① This is the student who is from America.(the studentを修飾)

② He has the bag which has ten pockets.(the bagを修飾)

③ The dog which has a long tail runs fast. (the dogを修飾)

④ I know the woman who can fly in the air.(the womanを修飾)

⑤The girl who is over there likes kimchi. (the girlを修飾)

thatの代用

主格の関係代名詞(who,which)はすべてthatに代えて表現することができます。けれど…

基本的には人の場合はwho人以外の場合はwhichで覚えておいて、thatにしてもいいんだな、程度で頭に入れておくのが良いと思います。

「とりあえずthatにしておけば大丈夫じゃね?」

みたいに覚えておくと、高校英語ではthatが使えない場合もあるのでおすすめできません。

心 得!

thatは人でも人以外でも使えるが、「thatでもOK」程度に覚えておくこと!

人の場合はwho人以外の場合はwhich これがメイン!

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