解く準備をしよう!
準備はこの3点です!
準備①数字の前の+やーの符号までを1つの数とする!
例:-3+4
-3 +4
このように考えて解きましょう。
準備②先頭の数字の前に符号がない場合は「+」です!
例:5-7
+5 -7
「+の数なんだ」という意識で臨みましょう。
準備③( )の前がーのときは、+にして、すぐ後ろの( )内の符号を逆にする!
例:(-6)-(+5)+(-2)
(-6)+(-5)+(-2)
-(+5)⇒+(-5) -(-5)⇒+(+5)
こんな感じで、-(数字)は、必ず+(符号を逆)にしよう!
+( )の場合は、そのままでOK!
この方法でカッコの間を全部
( )+( )+( )
となるようにしよう!
これだけ準備すれば、たった1つの考え方で正負の数の加法・減法は全部解けます!
たった1つの考え方で正負の数の加減は解ける!わかりやすく解説!
考え方
「+とーでどっちが何個多いか?」を比べる!
これだけです!解説を見て下さい!
(1)-3+4
解く準備 ①数字の前の+やーの符号までを1つの数とする!
-3と+4の計算と考えます。
マイナスが3個⇒⊖⊖⊖
プラスが 4個⇒⊕⊕⊕⊕
マイナスとプラス、どっちが何個多いでしょう?
プラスが1個多いですよね?
だから答えは+1です。
-3+4=-1
(2)5-7
解く準備 ①数字の前の+やーの符号までを1つの数とする!
5と-7の計算と考えます。
解く準備 ②先頭の数字の前に符号がない場合は「+」です!
+5と-7の計算になります。
プラスが5個
マイナスが7個
どっちが何個多いでしょう?
マイナスの方が2個多いですよね?
だから答えは-2です。
5-7=-2
(3)(-6)-(+5)+(-2)
解く準備 ③( )の前がーのときは+にして、すぐ後ろの( )内の符号を逆にする!
(-6)+(-5)+(-2)
こうすれば今までと同じです!中身だけ取り出して計算しましょう。
-6と-5と-2の計算になります。
プラスは1つもありませんね。0個です。
マイナスは6と5と2だから、合計13個あります。
プラスとマイナス、どちらが何個多いでしょう?
マイナスが13個多いですよね?
だから答えは-13です。
(-6)-(+5)+(-2)=-13
これだけでどんな問題でも解けます。次に練習用問題を挙げておきますね。やってみて下さい。
正負の数の加法と減法の計算問題
- ー4+3
- 6-4
- (+3)ー(+5)
- (ー9)+(+5)
- (ー1)+(ー4)
- (ー3)ー(+8)
- (+6)ー(ー1)+(ー5)
- ー2-(+1)ー3
- 5-(ー4)ー(+9)
- 7-(ー2)+(ー3)ー4
計算問題の解答
ここでは解答だけを書いておきますが、詳しい解説付き動画はこちらに掲載しています。
良かったらご覧ください。→正負の数 加法と減法の解説
よく考えて解いてから、下の解答を見て下さいね。
計算問題の解答
- ー1
- 2
- ー2
- ー4
- ー5
- ー11
- 2
- ー6
- 0
- 2
なぜ「ー( )」「+( )」にすると( )内の符号が逆になるの?
「なんで( )の前を+にしなきゃないの?」
「ー(+□)」と「+(ー□)」は、なんで同じなの?
「+(+□)」と「ー(ー□)」は、なんで同じなの?
と、疑問を感じる方はこちらもご覧ください。
( )の前の符号を「方向」と考えましょう。
ここでは、( )の前の「+」=東を向く、( )の前の「ー」を西を向くと考えます。
そして、(+3)を「3歩進む」、(ー3)を「3歩下がる」としましょう。そうすると……
+(+3)
東を向いて3歩進む
ー(ー3)
西を向いて3歩下がる
この2つは結局同じことになります。
-(-3)=+(+3)
+(ー3)
東を向いて3歩下がる
ー(+3)
西を向いて3歩進む
この2つは結局同じことになります。
-(+3)=+(-3)
西向いたり、東向いたり、2つの方向があるとややこしいですよね?
だからこう考えるのです⇩
( )の前の符号を+(東を向く)に統一して、
進むのか(+)、下がるのか(ー)だけで考えよう!
そのために( )の前の符号を「+」にする、という方法を使っているってことですね。
そして、画像でご覧いただいたように、カッコの前の符号を逆にしたとき、カッコ内の符号も逆にすれば、同じことになるわけですね。
そこだけ注意して、
⊕と⊖のどっちが何個多いか
で計算すると答えは出てきます!計算のしかたに慣れていきましょう!
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