【中3英語】現在完了形はこれで完了だ?基本形から疑問点までわかりやすく解説します!

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まずは基本の確認です!

現在完了形のかたち

肯定文基本形⇒主語  have(has) 過去分詞 .

否定文基本形⇒主語 have(has) not 過去分詞 ~.(have(has)と過去分詞の間にnotを入れる)

疑問文基本形⇒Have(Has) 主語 過去分詞 ?(have(has)を前に出す)

疑問文答え方基本形⇒Yes, 代名詞 have(has)./ No, 代名詞 have(has) not.

例文

肯定文 She has lived in Japan for ten years.(彼女は10年間ずっと日本に住んでいる)

否定文 She has not lived in Japan for ten years.(彼女は10年間日本に住んでいません)

疑問文 Has she lived in Japan for ten years?(彼女は10年間日本に住んでいますか?)

疑問文答え方 Yes, she has./ No, she has not. (はい、そうです。/いいえ、違います。)

現在完了形のhaveとhasの使い分け

一般動詞で動詞の後にsがつく時が決まりがありますが、haveとhasの使い分けもそれと同じです。

主語一般動詞にsがつくか?現在完了
haveかhasか?
Isはつかないhave
You 複数sはつかないhave
それ以外sがつくhas

上の表のように、単語で分けるとIとyouと複数が主語のときはhaveを使い、それ以外の主語のときはhasを使います。

経験の用法

経験の用法 意味・よく使う言葉

意味~したことがある
haveと過去分詞
の間によく入る言葉
ever(今までに) , never(一度も~ない)
文末によく入る言葉回数を表す言葉(twice(2回),three times(3回)など)
before(以前に)
よく使う疑問詞How often(どのくらいの頻度で)
How many times(何回~)

経験の用法 文の形

文の種類文頭次の言葉haveと過去分詞の間過去分詞文末
肯定文主語have(has)
過去分詞回数を表す言葉.
before.など
否定文主語have(has)never過去分詞.
疑問文Have(has)主語ever過去分詞?
疑問文の
答え方
Yes
No
,
,
代名詞
(I,she,theyなど)
have(has)
have(has)

not
.
.
短縮形:I have=I’ve have(has) not=haven’t(hasn’t)  

経験の用法 例文

肯定文(before,回数表現(twice,three timesなど)の利用)

英文1:I have visited America before.

和訳1:私は以前にアメリカを訪れたことがあります

英文2:He has played tennis three times

和訳2:彼は3回テニスをしたことがあります

否定文(have と過去分詞の間にneverを入れる)

英文1:We have never visited America

和訳1:たち1度もアメリカ訪れたことがありません。

英文2:Mika has never used magic.

和訳2:ミカは度も魔法を使ったことがありません。

疑問文(haveと過去分詞の間にever。have(has)を前に出して疑問文)

英文1:Have you ever visited America?

和訳1:あなたは今までにアメリカを訪れたことがありますか?

答え方1:Yes, I have./ No, I have not (haven’t)

答え方和訳1:はい、あります。/いいえ、ありません。

英文2:Has Tom ever played tennis?

和訳2:トムは今までにテニスをしたことはありますか?

答え方2:Yes, he has./ No, he has not (hasn’t)

答え方和訳2:はい、あります。/いいえ、ありません。

完了の用法 

意味・よく使う言葉

意味~したところだ/~してしまった
haveと過去分詞
の間によく入る言葉
(肯定文で)
just(ちょうど今)、already(すでに)
文末によく入る言葉(否定文、疑問文で)
yet(まだ、もう)

完了の用法 文の形

文の種類文頭次の言葉haveと過去分詞の間過去分詞文末
肯定文主語have(has)already, just過去分詞.
否定文主語have(has)not過去分詞yet.
疑問文Have(has)主語過去分詞yet.
疑問文の
答え方
Yes
No
,
,
代名詞(I,she,theyなど)
代名詞(I,she,theyなど)
have(has)
have(has)
 
not
.
.
短縮形:I have=I’ve have(has) not=haven’t(hasn’t)  完了用法の疑問文の答え方でNo, not yet.の場合あり。

完了の用法 例文

肯定文(just , alreadyの利用)

英文1:I have already done 100 sit-ups. 

和訳1:私はすでに腹筋100回してしまいました。

英文2:Shota has just finished eating insects.  ※insect(虫)

和訳2:ショウタはちょうど今昆虫食を食べ終えたところです。

※done(doの過去分詞),do sit-ups(腹筋をする)

否定文(haveと過去分詞の間にnot。justやalreadyはなくなりyetが文末。)

英文1:I have not finished my homework yet

和訳1:私はまだ宿題を終えていません

英文2:She has not finished her homework yet

和訳2:彼女はまだ宿題を終えていません

疑問文(have(has)を前に出す。justやalreadyはなくなり、yetが文末。)

英文1:Have you finished your homework yet

和訳1:あなたはもう宿題を終えましたか?

答え方1:Yes, I have. /No, I have not (haven’t).またはNo, not yet.

答え方和訳1:はい終えました。/いいえ終えていません。または いいえまだです。

英文2:Has she finished her homework yet

和訳2:彼女はもう宿題を終えましたか?

答え方2:Yes, she has. /No, she has not(hasn’t). または No, not yet.

答え方和訳2:はい終えました。/いいえ終えていません。または いいえまだです。

継続の用法 

意味・よく使う言葉

意味ずっと~している
文末によく入る言葉for(~の間) since(~から、~以来)
よく使う疑問詞How long (どのくらいの期間)

継続の用法 文の形

文の種類文頭次の言葉haveと過去分詞の間過去分詞文末
肯定文主語have(has)過去分詞for~.
since~.
否定文主語have(has)not過去分詞for~.
since~..
疑問文Have(has)主語過去分詞for~.
since~.?
疑問文の
答え方
Yes
No
,
,
代名詞(I,she,theyなど)
代名詞(I,she,theyなど)
have(has)
have(has)

not
.
.
短縮形:I have=I’ve have(has) not=haven’t(hasn’t)  

継続の用法 例文

肯定文(for~,since~の利用)

英文1:We have loved your pigtails  for a long time.

和訳1:私たちはずっと前から(長い間)あなたのツインテールが大好きです。

英文2:Tom has lived in Japan since last year

和訳2:トムは去年からずっと日本に住んでいます。

※pigtails=ツインテール

否定文

英文1:We have not seen him  for three years.

和訳1:私たちは3年間ずっと彼に会っていません。

英文2:Erika has not caught a cold since she was ten. ※catch a cold=風邪を引く caught=catchの過去分詞

和訳2:エリカは10歳の頃からずっと風邪を引いていません。

疑問文

英文1:Have you loved the book  for three years?

和訳1:あなたは3年間ずっとその本が大好きなのですか

答え方1:Yes, I have./ No, I have not (haven’t)

答え方和訳1:はい、そうです。/いいえ、違います。

英文2:Has Tom  known Yui since last year?

和訳2:トムは去年からユイを知っているのですか

答え方2:Yes, he has./ No, he has not (hasn’t)

答え方和訳2:はい、そうです。/いいえ、違います。

疑問詞を使った疑問文(How long ~)など

You have lived in America for five years.(あなたは5年間アメリカに住んでいます。)

例えば、何年住んでいるのか見当もつかない場合に「何年住んでいるの?」と尋ねるとします。そのときに登場するのが「How long」です。

文の作り方

1,You have lived in America for five years.(何年住んでいるか分からない設定なので、答えの部分を消します。)

2,How long を文の初めに書きます。英語では尋ねたい部分を必ず一番最初に持ってきます。

3,1で消した部分以外を疑問文の語順(haveを前に出す)にして、How long の後ろにつけます。

そしてできたのがこちら!

できた疑問文:How long have you lived in America? これで正解です!

これに対する答え方は?というと、さっき消した部分が答えですので、それを答えにしましょう!

答えの文:For five years.

他のHow oftenやHow many timesなどの疑問詞でも作り方は同じです!やってみて下さいね!

現在完了形と過去形の違い

日本語で違いを確認してみましょう

イメージの確認

このイメージ画像で、なんとなく違いがわかるでしょうか?

過去形は過去の1点だけを振り返って言う時に使われます。

「昨日アイス食べた。」(昨日のことだけ言っている)

「去年そこ行ったよ。」(去年のことだけ言っている)

このような表現です。

それに対して、現在完了形は、過去から今までのことを振り返って言います。

「あの時からだと今までで3回やったことある」(経験)

1週間前からやっててやっと終わった(完了)

「昨日からずっと同じ状態が続いている」(継続)

このように過去の一時点からずっと現在までを通して振り返って表すのが現在完了形です。

日本語の会話で確認してみよう

「ディズニーランド行った事ある?」という問いに、

「あー去年行ったよ。」(過去形)と言う時もあるでしょうし、

「去年から3回くらい行ってるかな」(現在完了形・経験)と言う時もあるでしょう。

「最近見なかったけどどうかしたの?」という問いに、

「あぁ、1週間前風邪引いたんだ」(過去形)と言うこともあるでしょう。

「1週間前に風邪引いて、今もまだ抜け切らないんだよね」(現在完了形・継続)このように表現することだってあります。

日本語ではそんなに意識せず、これらの表現をその時の状況や気分などによって使い分けていると思いますが、ニュアンスがちょっと違いますよね。過去形での会話は、その後から現在までがどうだったかは言葉からでは読み取れません。

それに対して現在完了形だと、その後現在までの様子がある程度分かります。相手にどこまで伝えたいかによって言い方が違うわけです。

日本語でも英語でも感覚は同じです。その場面によって表現も違うし、強調したいものが何かによっても違ってきます。それが過去形と現在完了形の違いとなるわけですね。

英作文やテストの時の注意点(When , agoなど)

間違い例1:When have you come to Japan?

これが正解:When did you come to Japan?(いつあなたは日本に来たのですか?)

When(いつ)という疑問文は、「いつそれをしたのか」を尋ねる文章です。今までずっとやっていることではなく、過去の一時点だけを尋ねています。だから、過去形を使った表現が正解です。

間違い例2:I have eaten breakfast two hours ago.

これが正解:I ate breakfast two hours ago.(私は2時間前に朝食を食べました)

ago(〜前)も過去の一時点だけを指す言葉ですので、過去形が正解です。もし現在完了形を使うなら

I have eaten breakfast for two hours .(私は2時間ずっと朝食を食べています)

この文章ならOKです。他にも、yesterday(昨日)なども過去の一時点を表す言葉です。前にsinceを付けて「since yesterday(昨日から)」のようにすればOKですが、そうでない限り現在完了形では使えませんので注意しましょう。

現在完了形の継続用法と現在完了進行形の違い

現在完了形(継続)⇒have(has) 過去分詞(ずっと~している)

例文:I have known him for ten years(私は10年前からずっと彼を知っている)

現在完了進行形⇒have(has) been ~ing(ずっと~している)

例文:I have been playing tennis for two hours.(私は2時間ずっとテニスをしている)

意味はどちらも「ずっと~している」です。この2つの使い分けを説明します。

ポイントは「動詞の性質」です。動詞は大きく分けて「状態を表す動詞」「動作を表す動詞」の2種類があります。

状態を表す動詞の例know(知っている),like(好き),want(欲しい),have(持っている)などの「動きがない」動詞

動作を表す動詞の例play((スポーツなどを)をする),go(行く),study(勉強する),come(来る)などの「動きがある」動詞

元々、進行形は現在進行形や過去進行形(be+~ing)も含めて、動作が進行しているときに使います。だから基本的には動作を表す動詞じゃないと進行形にはならないのです。(実際の会話では状態を表す動詞でも今の状態を強調するときに進行形にすることがあります)

I am liking dogs.とか、I am knowing her. とか見たことないですよね。

動作を表す動詞で「ずっと~している」という場合

現在完了進行形 have(has) been ~ing(ずっと~している)

状態を表す動詞で「ずっと~している」という場合

現在完了形(継続) have(has) 過去分詞(ずっと~している)

このように使い方が分かれているのです。

状態を表す動詞動作を表す動詞
進行形にならないなる
主な単語know, like ,wantなどplay, go,studyなど
完了形
のかたち
have(has) 過去分詞have(has) been ~ing

ここで勘違いしないで欲しいのは、これは継続の用法と現在完了進行形の違いということです。現在完了形には他に完了の用法、経験の用法があります。これらの用法のときに動作を表す動詞だからといって、現在完了進行形have(has) been ~ingが使われるわけではないということは注意してください。

以上、中学校で学習する現在完了形の説明でした。参考にして下さい!

参考:have gone to ~ と have been to ~

ミー
ミー

ちょっと待ってください

have gone to ~ と have been to ~

について教えて下さい!

能面貴族
能面貴族

よかろう。

ミー
ミー

え?あなたで大丈夫なの?

能面貴族
能面貴族

失敬な!わらわは帰国子女じゃぞ?

ミー
ミー

え?うそでしょ?

能面貴族
能面貴族

うそじゃ。じゃが分かるぞよ

ミー
ミー

…。それなら教えて下さい。

能面貴族
能面貴族

have gone to ~ は「行ってしまった」

have been to ~は「行ったことがある」

という意味になる。

ミー
ミー

どうしてhave gone to ~は

「行ったことがある」にならないんですか?

能面貴族
能面貴族

いや、実はhave gone to ~を「行ったことがある」という意味で使う地域もあるのじゃ。

能面貴族
能面貴族

じゃが、一般的には「現在までずっと行ったきり」と解釈されるのじゃよ。

ミー
ミー

それじゃあ、どこでも対応できるようにhave gone to ~は「行ったことがある」にはならない、と教えているんですね。

能面貴族
能面貴族

そういうことじゃな。

能面貴族
能面貴族

ちなみにhave been to ~はbe動詞の「いる」という意味から「いたことがある」⇒「行ったことがある」になったようじゃな。

ミー
ミー

なるほど。分かりました。

と、いうことですが、この違いを文法的に完全に解釈するのは難しいかもしれません。どこの言語でもすべてが理屈通りの言葉ではありません。これまでの歴史で培ってきた表現でしょうから。ですのでここは素直に、

have gone to ~ は「行ってしまった」

have been to ~は「行ったことがある」

…となるんだな、覚えておいた方がよさそうですね。

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