中学時代に私が実際やっていた英単語の覚え方を紹介します。
ちなみに、私はこの方法で覚えたことで中3のときには単語を1度見ただけで、ほとんどのスペルを覚えられるようになりました。
中学で学習する60個くらいの不規則動詞も瞬殺と言っていいほどすぐに覚えました。
そんな私の単語の覚え方を紹介します。
ポイント
ローマ字での読み方・書き方と英語の読み方・スペルの違いをまとめていく
以下に詳しく紹介します。
英単語の勉強ノート・まとめ方
まとめ方のポイント
「知っていることの確認」と「『え?そう読むの?』『そう書くの?』と思う違和感」
を記入していく感じ。
こんな感じでノートにまとめていきました。
スペル 読み | 意味 | |
read リード | 読む | r⇒ラ行(ローマ字と同じ) ea⇒「イー」(「エア」は「イー」) d⇒「ド」(ローマ字だと「do」。 「o」を書かないようだ。 |
speak スピーク | 話す | 「ス(su)」「ク(ku)」のような ウの段の言葉は「u」を書かない ことが多いらしい。 やっぱり「ea」は「イー」。 |
school スクール | 学校 | ch⇨「ク」 oo⇨「ー(伸ばす音)」 「ス(su)」「ル(lu)」のとき やっぱり「u」を書いていない |
book ブック | 本 | oo⇒「ッ(つまる音)」 「oo」は伸ばすときとつまるとき がある? |
watch ウォッチ | 見る 腕時計 | wa⇒「ウォ」? 「ワ」に近い発音なのかも。 t⇒「ッ(つまる音)」 何となく分かる気がする。 ch⇒「チ」?さっきは「ク」。 2つの読み方があるらしい。 |
player プレイヤー | 選手 | la⇒「レ」。「a」を「エ」と 発音。英語ではそうなることが あるらしい。 e⇒「ア」。アとエがローマ字と 逆だ。何となく納得。 r⇒「ー(伸ばす音)」。 「r」単品だと伸ばす音になる? |
上のノートで分かったことのまとめ
●子音(k,s,t,n,h,m,y,r,w)は、だいたいローマ字と同じ発音と書き方。「l」もラ行。
●母音「o」や「u」は書かない場合が多い。
●eaは「イー」と発音。
●chは「ク」か「チ」のような発音。
●ooは「ー(伸ばし音)」か「ッ(つまる音)」。
●eとaは読み方が逆になるときがある。
●t単品で「ッ(つまる音)」になるときがある。
●r単品で「アー」と伸ばす音になるときがある。
「ここまでで分かったこと」を活用して単語を書いてみる
「教える」はティーチだよ。
ティーチ?
タ行⇒t
イー⇒ea
チ⇒ch
「teach」って書く?
当たり!!やるじゃん!
じゃあ「プール」は?
プール?
パ行⇒p
ウー⇒oo
ル⇒ru?
でもuは書かない場合が多いから
poor?
r単品は「アー」って伸ばす音
になるから「プア―」になっちゃう。
そうか!
ル⇒lu だ!
んで、「u」は書かないから、
「pool」じゃない?
当たり!!
…と、こんな感じです。この材料だけで考えられる単語にしましたが、当然もっと材料を多くしないとすべてに対応することはできません。
でも、
「え?これってこう読むの?」「こう書くの?」
と感じた「違和感」をノートの「注意点」に書いて覚えていくと、別な単語でも同じ規則で書くものがたくさんあるので、書き方を覚えるのが圧倒的に楽になります。
しかし、発音を聞いて「こう書くのかな?」と思ってスペルを書いてみたら間違っていた、ということもよくあります。そんな時は、
「なんでこう書くの?意味わかんね。」
と、投げ出すのではなく、
「こういう読み方のときはこう書くんだ。」
と、素直に受け入れる姿勢で進めていきましょう。そうすれば、さらに一段階ステップアップできます。
読み方の「武器」が増えれば増えるほど、ドンドン英単語は覚えやすくなります。
この方法のポイント!
〇違和感を大切にする
〇違いを素直に受け入れる
この覚え方は効率的な勉強法か?
この覚え方をした場合、はじめは違和感だらけでなかなか前に進まないような気がするかもしれません。「非効率的」に感じるかもしれません。
しかし、英語とローマ字の読み方の違い、スペルの違いが分かれば分かるほど、ドンドン覚えやすくなってきます。
最終的には、スペルを見れば発音がだいたい分かるし、発音を聞けばだいたいのスペルが頭に浮かぶようになります。
もちろん、違ったりする場合もありますが、違った部分を修正するだけで覚えられます。書かなくても単語が頭に入るようになるのです。
スペルが分かれば、あとは意味を覚えることだけに集中すれば良いわけですから、かなり楽になります。
この覚え方のおすすめポイントまとめ
①次に同じような発音をする単語が出てきたときにスペルが想像できる!
②同じようなスペルが出てきたときに大体の読み方が分かる!
③スペルが分かりやすくなるから意味を覚えることだけに集中できる!
ちなみに、私がこの覚え方をガッツリやっていたのは、中1~2年くらいまでです。
なぜ中学1、2年生のときにしかやっていなかったのかというと、それまでで全体的な違いをだいたい覚えたからです。
中3になったときには、初めての単語でも発音を聞いただけで、ほぼ正確にスペルが思い浮かぶようになりました。
その後は単語が頭に映像として残るようになって、単語の書き方自体は問題なくできるようになりました。
とはいえ、言葉は生き物のようなものです。すべてが法則に当てはまるわけではありません。
でも、法則に当てはまらないものが仮に10個中2個あったとしても、10個中8個は一度見れば覚えられるようになるのです。かなりすごいと思いませんか?
そして法則に当てはまらないものでも、「この単語はこういうふうに書くんだ」って感じで修正を加えることで、「あのとき修正した単語だな」という記憶が残るので逆に覚えるやすかったりします。
こうしていくことで私は単語が書けるようになりました。私の中ではイチオシの方法です。
フォニックスに近い考え方?
私がフォニックスの存在を知ったのは、社会人になってからでした。
スペルと発音を関連付けて考えるこの方法を聞いたとき、
「なんてすばらしい方法だ!」と感じたのを覚えています。自分の方法に近かったからですかね?(笑)
フォニックス⇒英単語の書き方と発音をリンクさせて覚えていく。
私の方法⇒英単語の読み方・書き方とローマ字での読み方・書き方を比較して覚えていく
フォニックスは英語圏の初等教育で使われますので、当然初歩から英語です。私の方法はローマ字を仲介して英語を考えます。基本言語が日本語なので、ひと手間多いのは仕方ありません。でも基本原理はかなり似ています。私の方法は「日本語版フォニックス」みたいな感じ?ですかね?
フォニックスに興味のある方は↑の本がおススメです。
フォニックスは小さいお子様向けのものが多いので、小学校高学年や中学生くらいになると手にするのも抵抗ある本が多いです。でもこの本は年齢に関係なく手に取りやすいです。そしてわかりやすいので「フォニックスって何?」と思う方は是非!
単語を一日何個覚えればいい?
よく聞かれる質問ですが、それは人によります。
1日1個覚えるのも苦労する人もいるでしょう。
100個覚えるのだって問題ない人もいるかもしれません。
もし、「英語が大の苦手で全然頭に入ってこない」というのであれば、
最初は1日1個だけを完璧に覚える!どんな手段を使っても1日1個!
それだけでも良いと思います。
1日1つ完璧に覚えれば、1年で365個。3年で1095個覚えられます。
それに、覚えた単語が10個、20個……100個となって行くに従って、必ず覚えやすくなってきます。
そうなれば、1個覚えるつもりが2個覚えられたり、3個、4個と覚えても苦じゃなくなったりしてきます。地道に1つずつ頑張っていきましょう!
単語を覚えるのは教科書で出てきたものを覚えるのが基本です。しかし、中2、中3になってから1年生の教科書を出してきて全部覚えようとするのはちょっと大変ですよね。この本は重要な単語を品詞に分けて紹介しています。「動詞」ってなに?と思う方にもおすすめです。
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